美術館北通り診療所ブログ

肝臓の数値

2017年3月30日 / お知らせ

愛犬家Tです。

先日、職員の健康診断を受けました。

365日お酒を飲むので、肝臓の数値が気になってましたが、なんと、正常でした。

今日は肝臓のお話を少ししようと思います。肝臓は、500種類以上の仕事を黙々とこなしています。主な働きとして、体内に入ってきた栄養素を身体が吸収しやすいように化学変化させたり、毒性のモノが入ってきた時に解毒しています。再生能力や障害に強い上、病状が悪化してもあまり痛みを訴えないことから「沈黙の臓器」と呼ばれています。

肝臓については、どの数値を注意してみたらいいのでしょうか。気を付けるべき数値をご紹介します。

(1)ALT(GPT)」と「AST(GOT)ALT(GPT)とAST(GOT)は、主に肝臓の中にある肝細胞で働いている酵素です。これらは身体に入ってきた栄養素をアミノ酸に変換して、身体を動かすエネルギーを作りだしています。肝臓が正常な働きをしている間は、このALT(GPT)とAST(GOT)も正常に活動してエネルギー代謝を続けられます。しかし、そこに何らかの障害(アルコールや過食、ウイルスなど)を受けると肝細胞が傷ついて、ALT(GPT)とAST(GOT)が血液中に流れ出すのです。この流れ出す量は肝細胞がどのぐらいダメージを受けているかの指標になり、数値が高いほど肝細胞へのダメージが高くなります。この流れ出す量が基準値である30IU/Lを下回れば、ALT(GPT)とAST(GOT)に関しては問題ないとみていいでしょう。基準値を上回った時は、注意が必要です。50IU/Lを越えていると脂肪肝などなんらかの障害が起こっている可能性が高く、100IU/L以上だとウイルス性肝炎や肝硬変の疑いがあります。

(2)γGTPの働き

γ-GTP(ガンマ・ジーティーピー)は肝臓や腎臓などでつくられる酵素で、エネルギーの代謝を助け、タンパク質の分解や合成をする酵素です。主に肝細胞や胆管細胞、腎臓で働いていますが、大量のアルコールが肝臓に入ってくると、その処理に追われてγ-GTPの量も増えてしまいます。基準値は50IU/L以下が理想です。この数値が100IU/Lなら脂肪肝、200以上IU/Lならアルコール性肝炎・肝硬変まで進行している可能性が出てきます。

基準値を大幅に越えていても、自覚症状に現れないことが多々ありますので気を付けてください。食欲不振や吐き気、手のひらが黄色いなどといった症状が続いた時は肝機能障害のサインかもしれません。その場合はすぐに、ドクターの診察を受けましょう。

これからお花見の時期になりますので、飲み過ぎには注意しましょう!!

 

~臨床実習生よりひとこと~

実習期間:H29.02.27-03.11

今回、臨床評価実習でお世話になりました、穴吹リハビリカレッジ理学療法学科2年山本広臣です。2週間という短期間での実習でしたが、診療所スタッフ・患者さんには大変お世話になりました。自分自身、まだまだ勉強不足で多くの反省点が見つかり、貴重な経験ができました。今後の将来展望としましては、僻地医療(リハビリ)に携わっていきたいとかんがえております。皆様本当にありがとうございました。